ヨーロッパ中世美術論集
教皇庁と美術
中世教皇庁をめぐる美術をテーマとして、初期キリスト教時代からルネサンス前夜までの変遷を計15本の論考から読み解いた、初の試み。当時の信仰のあり方や教会政治など、美術表現の根底に流れる人間的営みに迫る。
中世教皇庁をめぐる美術をテーマとして、初期キリスト教時代からルネサンス前夜までの変遷を計15本の論考から読み解いた、初の試み。当時の信仰のあり方や教会政治など、美術表現の根底に流れる人間的営みに迫る。
中世のはじまりからルネサンス前夜にいたるまで多様な媒体・地域で生みだされ続け、西欧の美術に一潮流を形成する「黙示録」の美術。その多様な造形表現を時代、文化、社会の網の目の中で捉えた15本の論文を収録する。
祈りとともにある造形の成立と展開。宗教実践の多様性を象徴しながらあまりに普遍的ゆえ、研究対象の盲点として近代まで持ち越された論題に16編の書き下ろし論文で応える。
聖堂の壁や天井一面に描かれたフレスコの紺青、モザイクの黄金は神の摂理をあらわす小宇宙だった。
中世を通じてキリスト教美術を牽引したビザンティン美術の本質を明らかにする。