交感とは「人と人とが感じ合うこと」という。源氏物語や平安文学の繊細な世界の魅力を文学的に照らし出す。
『栄花物語』や『大鏡』など、多方面から注目されつつある歴史的文学作品。本文研究と享受の面から取り組んだ論集。
桐壺帝、桐壺更衣、桐壺邸など「源氏物語」の始発を徹底的に集成。準拠、政治学、漢詩、本文研究など諸分野27篇で読み解く。
源氏物語を平安中期の歴史の中に据えて読み解く論集。物語の史的空間、祭祀・宴・儀礼、中国文学との交錯など19篇。
難解な源氏物語故、まず全体像を掴む必要があるという趣旨で作られた1冊。変化する官職名は各部毎に説明。絵入源氏の挿図も豊富。
著者自らの声で1巻の内容と思いを解説。耳で聞く源氏物語。