古代文学と隣接諸学
「記紀」の可能性
撰録から1300年経過した書物の未来に向けての新たなアプローチ。「記紀」ならびに『続日本紀』『日本霊異記』をも視野に入れ、研究領域の拡張を示す各論20篇を収録。
説話を国文学のジャンルとして閉じ込めず、東アジアの漢文文化圏として捉えた点が新機軸。中国・韓国研究者の執筆陣と共に学芸と説話、宗教と説話、芸能と説話、美術と説話など幅広く収録した一冊。