様式とは「時代、流派、表現上の特性」を示すものという。その分析は美術史の中では基盤的作業で、これらの蓄積の下に様式の諸判別が可能となる。
仏教経典や古文献など、あらゆるジャンルの資料を動員。その作品がまとっている外観の意味に照射をあてる。意味論・絵解き・ジェンダー論。
東北大学美術史の教授、有賀祥隆先生の古稀を祝って編まれた論集。同大学を卒業し美術館、博物館、大学等に職する36人が各時代、分野にわたって執筆。