新時代への源氏学
関係性の政治学Ⅱ
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男性の装束
【目次】
- 光源氏体制とは何であったか ─『うつほ物語』の産養からみる、梅枝・藤裏葉・若菜上巻─(小嶋菜温子) 5
- 「父」なるものの諸相 ─若菜上─(室田知香) 21
- 性と暴力 ─若菜下─(藤井貞和) 51
- 血と性差をめぐる力学 ─柏木・横笛・鈴虫─(勝亦志織) 71
- 解釈行為の政治学 ─夕霧─(稲垣智花) 100
- 六条院体制の性役割批判 ─御法巻、法華経千部供養における『竹取物語』引用と陵王の舞から─(橋本ゆかり) 128
- 喪の政治学 ─幻─(鈴木貴子) 159
- 〈家〉の経営と女性 ─匂宮・紅梅・竹河─(鈴木裕子) 181
- 倫理の確執 ─橋姫・椎本・総角における「父の言葉」─(西原志保) 213
- 男社会の編成と女性 ─早蕨・宿木─(井上眞弓) 237
- 母と娘の政治学 ─東屋─(足立繭子) 260
- 身分秩序と経済 ─浮舟・蜻蛉─(井野葉子) 280
- 名づけえぬ〈もの〉からの眼差し ─手習・夢浮橋─(高橋亨) 306
編集後記(立石和弘) 331
索引 339