仏教美術論集
近世の宗教美術─領域の拡大と新たな価値観の模索
価格:¥ 20,000+税
[シリーズ]
仏教美術論集
第7巻
[収録論文執筆]
上野友愛
光井渉
八波浩一
富澤達三
山下立
山之内誠
岡村嘉子
岩本馨
御船達雄
林直輝
梅沢恵
楠井隆志
浅井京子
田島整
白土慎太郎
矢島新
福田道宏
近藤暁子
長谷洋一
須藤弘敏
[版型]
B5上製
[ページ数]
432ページ
[ISBN]
978-4-902084-62-7
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白隠 関羽像
仏教美術シリーズ全7冊
【目次】
はじめに─近世宗教美術研究の現在
庶民信仰の絵画
- 近世の地獄絵─素朴な表現の作品を中心に─(矢島新) 15
- 参詣曼荼羅の制作工房について─その絵画史上での位置づけ─(上野友愛) 37
- 大津絵仏画の諸相(白土慎太郎) 53
- 際物絵の成立と展開─幟と凧を事例に─(林直輝) 71
- 錦絵のなかの民間信仰(富澤達三) 92
宗教者の絵画
- 白隠の禅画─達磨図・観音図・祖師図を中心に─(浅井京子) 117
- 仙厓の禅画─ユーモアに包まれたメッセージ─(八波浩一) 135
- 禅画とヨーロッパ─1960年前後の展覧会をめぐって─(岡村嘉子) 153
- 加藤信清と相国寺、大典晩年の見果てぬ夢─円通閣再建・観音懺法・清国名刹への仏典寄贈─(福田道宏) 172
- 増上寺所蔵一信筆五百羅漢図にみる図像の継承と「新様」(梅沢恵) 195
- 背景を黒地にする宗教絵画─白隠の禅画と幕末の地獄絵を中心に─(矢島新) 214
仏 像
- 地方仏─青森・岩手から─(須藤弘敏) 233
- 奈良・世尊寺阿弥陀如来坐像考─近世における比蘇寺と「放光樟像」─(長谷洋一) 251
- 黄檗様彫刻史(楠井隆志) 267
- 円空仏への途─神像彫刻史から見た円空作品の位相─(山下立) 289
- 四国堂造立小考─木喰の造像活動における四国堂とその安置仏の意義─(近藤暁子) 311
- 石仏の図像に関する一試論─伊豆の三十三観音石仏群の図像分析から─(田島整) 324
宗教建築
- 近世寺社建築の装飾表現(光井渉) 343
- 近世工匠の作品を通して見た地方における工匠の諸相(御船達雄) 361
- 近世讃岐国善通寺における伽藍構成の変遷─絵図類の分析を中心に─(山之内誠) 380
- 神宮末社遥拝所と伊勢(岩本馨) 405
あとがき(矢島新) 425
用語索引 430