新時代への源氏学
複数化する源氏物語
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斎王代
【目次】
- 『源氏物語』の原本とはなにか(池田和臣) 5
- 平安時代の『源氏物語』本文 ─物語は本当に〝書写〟されたのか─(横溝博) 23
- 定家本『源氏物語』研究の現在/今後(新美哲彦) 44
- 河内本研究の現在/今後(大内英範) 70
- 別本研究の現在/今後(中村一夫) 89
- 『源氏物語大成』校異篇の歴史的意義(中川照将)121
- 中世的世界から見た源氏物語 ─本文と注釈─(吉森佳奈子) 144
- 近世源氏物語テキストの編集と注釈(清水婦久子)166
- 近代の注釈観 ─基礎作業と創造のはざまで─(鈴木泰恵) 199
- モノとしてのテキストと解釈 ─「大島本源氏物語」「関屋」冊の再検討─(佐々木孝浩) 222
- 写本で読むこと/活字本で読むこと(加藤昌嘉) 246
- 本文校訂のモラル ─特に底本選定と「取り合わせ」問題に関して─(久保木秀夫) 276
編集後記(土方洋一) 302
索引 311