芭蕉、その後
価格:¥ 14,000+税
[版型]
A5上製
[ページ数]
518ページ
[ISBN]
4902084115
[執筆者] 楠元六男
2007年角川源義賞
2007年文部科学大臣賞
芭蕉像(野坡筆)
【目次】
第一章 芭蕉
◆文学的方法─紀行文を中心として─
- 『桃青門弟独吟二十歌仙』試論─神仙趣味・竹斎趣味を中心にして―
- 「江上の破屋」考
- 「隠者・芭蕉」の方法─武家社会との関わりを鍵として─
- 『甲子吟行画巻』批評─絵画と同行者に関する試論─
- 「四時を友とす」の構想と限界─『笈の小文』論序説
- 『おくのほそ道』 ─先行文学とのかかわりに関する若干の問題─
- なみだする旅人─『おくのほそ道』の構図─
◆発句─その小さな宇宙─
- 今宵三十九の童部
- 我を絵に看る心
- 野ざらしを心に
- 「捨子」絶唱
- 一句の奥ゆき
- 子路が寝覚
- 「飛ぶ蛙」の変容
第二章 芭蕉とその周辺
- 芭蕉の谷村訪問
- 杉風
- 去来の執筆態度─『去来抄』理解のための一検証作業─
- 其角・雨乞いの句をめぐる伝承世界
第三章 その後
- 其角流の消長
- 内藤家と江戸俳壇─貞享から享保における波紋─
- 小川破笠論
- 恋尽くしの連句─『江戸筏』と『にはくなぶり』─
- 『江戸二十歌仙』をめぐる騒乱と波紋
- 逃亡と再生─黒露伝素描─
- 再説・二世団十郎の俳諧
索引(書名索引/人名索引)