日本美術史の杜
価格:¥ 23,000+税
[収録論文執筆]
中野照男
井澤英理子
佐々木利和
内田啓一
原口雅樹
吉田さち子
堀宜雄
塚原晃
大久保純一
大口裕子
山本聡美
山本陽子
山田烈
山田磯夫
岡戸敏幸
岩佐光晴
川瀬由照
成澤勝嗣
斉藤全人
杉本欣久
東野治之
松原智美
梅沢恵
榊原悟
橋詰文之
江川佳秀
江村知子
百橋明穂
相澤正彦
福田道宏
竹内奈美子
菅野貴子
近藤秀實
金井杜道
鈴木泉
長坂一郎
陳達明
髙橋亜季
[版型]
B5上製
[ページ数]
615ページ
[ISBN]
4902084535
[副題] 村重 寧 先生・星山晋也先生 古稀記念論文集
品切れ
鳥獣人物戯画 甲巻
【目次】
Ⅰ章 宗教と造形
- 古墳壁画の図像学─高松塚・キトラ両壁画墓をめぐって─(百橋明穂)
- 鶴林寺所蔵聖観音菩薩立像の復元と造仏工(山田磯夫)
- 仏師稽文会・稽主勲をめぐって(岩佐光晴)
- 唐招提寺の造営と智努王(川瀬由照)
- 『招提寺流記』資財部の復元的研究(東野治之)
- 『諸説不同記』の「現圖」─像容記述の問題を中心として─(松原智美 )
- 滋賀県・鳥居堂男神像について─立像神像についての一試考─(長坂一郎)
- 三条南、京極東、明円堂─ある仏所の終焉─(原口雅樹)
- 川崎市大楽院・木造釈迦如来坐像考─主に胎内墨書銘の検討から─(鈴木 泉)
Ⅱ章 絵巻と水墨画
- 『鳥獣戯画』甲巻の的弓場面の逆向性について(山本陽子)
- 「病草紙」の典拠─『正法念処経』身念処品と現存二十一場面との対応関係─(山本聡美)
- 法隆寺献納宝物四幅本聖徳太子絵伝について(梅沢 恵)
- 石山寺縁起絵巻第四・五巻の絵師について(相澤正彦)
- 法金剛院本「清涼寺大念仏縁起絵巻」について(内田啓一)
- 明兆筆白崖宝生像(山田 烈)
Ⅲ章 近世の諸相
- 文字絵の図像学(榊原 悟)
- 伊勢物語絵四段「西の対」享受考(大口裕子)
- 又兵衛風の曽我物語図風の量産について(井澤英理子)
- 京都国立博物館本《深幽縮図》にみる狩野深幽と武家との交流(菅野貴子)
- 三つの秋草蒔絵硯箱(竹内奈美子)
- 京の町絵師・宮崎友禅の意匠性と友禅文様─江戸時代の京都に見る淡雅の系譜─(杉本欣久)
- 尾形光琳筆「四季草花図」について(江村知子)
- 始興再考─光琳との関係性をめぐって─(斎藤全人)
- 京都画壇の名門狩野正栄家について─『狩野家一件』の紹介と歴代の事績を中心に─(福田道宏)
- 「大宋風」復古図様の検証─出納平田家資料による─(吉田さち子)
- 小原慶山が描いた二つの王陽明像(成澤勝嗣)
- 田善とテンセン─亜欧堂系銅版江戸名所図における景観図像的諸問題─(塚原 晃)
- 名所絵の流通(大久保純一)
Ⅳ章 中国への交感
- 敦煌文書の真贋をめぐる覚書(中野照男)
- 宋時代の青銅器 ─特に瓶の特色について─(橋詰文之)
- 山水画の画題と製作について─「瀟湘八景図」を中心に─(陳 達明)
- 望郷の虹橋 ─呉彬の実像─絵画論(近藤秀実)
- 黄檗絵画における渡来明清絵画という「物」と「人」(髙橋亜季)
Ⅴ章 近代絵画と写真
- 澄子ゑがく─沼波武夫『ミカヅキサマ』について─(岡戸敏幸)
- 日本美術の後背地─日本美術家にとっての「満州」(江川佳秀)
- 古写真「志村弥十郎」が齎す情報について(佐々木利和)
- 眼の記憶から(金井杜道)
- 『NIPPON』考・序(堀 宜雄)
略年譜・著作目録(抄)