生活と文化の歴史学
経世の信仰・呪術
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陰陽師(職人尽絵 東北院歌合本)
【目次】
総論 上杉和彦 7
禁忌と祭文
- 方違と犯土について 詫間直樹 19
- 祭文・祝詞─「土公神祭文」をめぐって─ 斎藤英喜 46
- 禁忌を生み出す心性 北條勝貴 77
陰陽道と修験道
- 「陰陽道」の枠組と「陰陽師」 鈴木一馨 127
- 陰陽道信仰の諸相─中世初期の貴族官人・都市民・陰陽師─ 山下克明 152
- 鎌倉幕府の政治と陰陽師─『吾妻鏡』の「北条泰時説話」を中心に─ 上杉和彦 183
- 中世における修験道の展開─集団化の問題から─ 小山貴子 202
死者をめぐる観念と習俗
- 〈怨霊〉の発現─八世紀後期における霊異観の変容をめぐって─ 増尾伸一郎 227
- 怨霊─『今昔物語集』の事例を中心に─ 山田雄司 248
- 霊場と霊魂 伊藤清郎 272
- 葬送における方相氏と薄葬の思想 水谷類 297
時空を越える意識
- 未来予知の作法 佐藤弘夫 335
- 未来記の変貌と再生─その後の『野馬台詩』─ 小峯和明 359
- 平安時代の「フシギ」革命 榎村寛之 380
- 異界・異人─「こぶとり」に見る怪異─ 工藤健一 410
- 書物の成立と夢 荒木浩 423
- 星・天文・占い─『玉葉』に見える月星接近を題材として─ 湯浅吉美 452