平安文学と隣接諸学
王朝文学と音楽
価格:¥ 14,800+税
[シリーズ]
平安文学と隣接諸学
第8巻
[収録論文執筆]
上原作和
中川正美
久保田敏子
原豊二
堀淳一
小島裕子
小森潔
小野恭靖
廣田收
松島仁
林嵐
森野正弘
植田恭代
浅尾広良
澤田篤子
石田百合子
磯水絵
福島和夫
秋澤亙
荒木浩
荻美津夫
豊永聡美
青柳隆志
飯島一彦
[版型]
A5上製
[ページ数]
616ページ
[ISBN]
4902084887
【品切】
〈平安文学と隣接諸学〉第8巻
【目次】
音楽という制度(楽制・楽人と伝承)
- 日本音楽史研究の現在と王朝文学(福島和夫)
- 一条朝から白河朝に至るまでの楽制と王朝文学─『栄花物語』を中心に─(荻美津夫)
- 王朝社会における王卿貴族の楽統(豊永聡美)
- 奈良・平安時代の仏教儀礼と音楽・舞楽((澤田篤子)
- 『教訓抄』に見る王朝の雅楽(磯 水絵)
- 古代東アジアにおける楽制・楽書と源氏物語(林 嵐)
奏でられる「うた」の世界
- 漢詩・和歌の披講における音楽性(青柳隆志)
- 歌謡と王朝物語との連関─『うつほ物語』の神楽歌─(飯島一彦)
- 平安文学と風俗圏歌謡─『枕草子』と『紫式部日記』に見る催馬楽・風俗歌─(小野恭靖)
- 音曲としての今様─朗詠を機縁に、その唱謡の変遷を見つめる─(小島裕子)
王朝文学と音楽
- 胡旋舞の寓意と表象─光源氏と清盛との─(荒木 浩)
- 王朝文学・歴史資料における琴演奏描写の変遷─古代日本のサウンド・スケープ論として─(原 豊二)
- 結集と予祝の男踏歌─聖武朝から『源氏物語』への視界─(浅尾広良)
- ものの音の世界─物語の女君と絃楽器─(石田百合子)
- 後期物語と雅楽─『狭衣物語』『夜の寝覚』『浜松中納言物語』の楽描写─(植田恭代)
- 説話、歴史物語の中の音楽、舞楽(廣田 收)
- 女房日記の音楽・舞楽─『枕草子』と『紫式部日記』─(小森 潔)
- 江戸音曲における王朝文学受容(久保田敏子)
- 王権の音、そのはるかなる響き─徳川将軍の舞楽とその絵画化をめぐって─(松島 仁)
源氏物語と音楽
- 江戸儒者の『源氏物語』注釈学と琴学史─熊沢蕃山『源氏外伝』から荻生徂徠『琴学大意抄』へ─(上原作和)
- 源氏物語の音楽・舞楽と准拠─男踏歌をめぐって─(秋澤 亙)
- 源氏物語の文体と音楽─うつほ物語との比較から─(中川正美)
- 明石一族における箏の琴の相承─小一条家流との相関─(森野正弘)
- 琵琶弾く貴人の帰還─紅葉賀巻から宿木巻へ─(堀 淳一)
用語索引