平安文学と隣接諸学
王朝文学と物語絵
価格:¥ 14,000+税
[シリーズ]
平安文学と隣接諸学
第10巻
[収録論文執筆]
上原作和
佐野みどり
大西廣
安原眞琴
宮腰直人
小嶋菜温子
小林健二
山本登朗
山本陽子
川本重雄
木谷眞理子
榎村寛之
泉万里
清水婦久子
稲本万里子
若杉準治
野口剛
鈴木健一
阿部泰郎
雨宮六途子
馬場淳子
高橋亨
高田信敬
髙岸輝
[版型]
A5上製
[ページ数]
544ページ
[ISBN]
4902084900
【品切】
【目次】
【対談】 物語絵と王朝文化の享受─絵画の力と文字の力、歌と物語の美術と王朝文化(大西廣/佐野みどり/(聞き手)高橋亨)
絵画の力と文字の力
- 王朝絵画の空間表現─寝殿造の空間とその絵画表現─(川本重雄)
- 『源氏物語』の絵画化─白描源氏物語絵巻紹介をかねて─(佐野みどり)
- 中世における絵巻の収集享受と権力(髙岸 輝)
- 葦手、歌絵を思ひ思ひに書け─書と絵と歌の力と王朝物語の生成─(上原作和)
- 『源氏物語』末摘花巻の絵画と和歌(鈴木健一)
- 近世源氏絵の享受と文化創造(高橋 亨)
王朝物語と絵画による解釈と想像力
- 『伊勢物語』の享受と絵画─第二十四段の場合─(山本登朗)
- 「竹取物語絵」にみる異界と現世─CBL本・立教本、「不死薬の献上」図をめぐって─(小嶋菜温子)
- 源氏絵における〈男〉の視点と〈女〉の視点(稲本万里子)
- 中・近世の源氏絵の展開─住吉具慶「源氏物語図屛風」をケース・スタディとして─(野口 剛)
- 源氏物語の絵入り版本と注釈(清水婦久子)
- 和歌と絵画による後期物語の享受─閑院宮旧蔵『狭衣物語』の読解へ─(馬場淳子)
儀礼と生活の記録と絵画
- 歴史資料としての王朝絵画─『年中行事絵巻』の成立とその後裔たち─(榎村寛之)
- 聖徳太子伝と絵伝─平安朝の複合宗教テクスト─(阿部泰郎)
- 王朝女性と絵画─御簾ごしの歌─(木谷眞理子)
- 屛風に描かれた田園─なりわいの季節に関する一考察─(高田信敬)
- 物語絵画の《文法》を探る─『福富草紙』小考─(宮腰直人)
物語絵の享受と創作
- 画中詞のある絵巻の成立と展開(若杉準治)
- 「粉河寺縁起絵巻」の長者の娘の出家について─縁起絵巻と説話─(山本陽子)
- 天狗説話の視覚的展開─『是害房絵』と能《善界》─(小林健二)
- 『扇の草子』の源氏絵─源氏歌絵享受序説─(安原眞琴)
- お伽草子絵の方法(泉 万里)
- 源氏物語図屛風と岩佐派─躍動する絵師たち─(雨宮六途子)
用語索引