平安文学と隣接諸学
王朝文学と服飾・容飾
価格:¥ 14,800+税
[シリーズ]
平安文学と隣接諸学
第9巻
[収録論文執筆]
中島和歌子
中川正美
伊永陽子
吉村佳子
吉村晶子
吉野誠
和田早苗
宇都宮千郁
山内麻衣子
川名淳子
川村裕子
新山春道
木谷眞理子
末松剛
本橋裕美
村松さやか
橋本ゆかり
武田佐知子
池田節子
河添房江
澤田和人
福家俊幸
藤井享子
西本香子
近藤好和
鈴木泰恵
[版型]
A5上製
[ページ数]
600ページ
[ISBN]
4902084894
【品切】
〈平安文学と隣接諸学〉第9巻
【目次】
【対談】 王朝文学と服飾(近藤好和/武田佐知子/(聞き手)河添房江)
歴史学・有職学の視点から
- 天皇と装束(近藤好和)
- 摂関家と服飾─柳下襲故実を手がかりとして─(末松 剛)
- 王朝の服飾・容飾と色彩─禁色をめぐる諸相─(新山春道)
- 平安の織物について(宇都宮千郁)
- 王朝の服飾と舶載された錦─法隆寺宝物から『源氏物語』まで─(河添房江)
- 平安の櫛と扇をめぐって─物語における機能と変遷を中心に─(本橋裕美)
- 平安文化における薫物─その意味の多様性から─(吉村晶子)
服飾美学の視点から
- 王朝文学と蜘蛛の巣文様(吉村佳子)
- 平安時代の童の正装(伊永陽子)
- 王朝文学における「からころも」(和田早苗)
- 『源氏物語』における尼の服色について(村松さやか)
- 江戸前期小袖の猫文様について─『源氏物語』の唐猫の近世的展開─(藤井享子)
美術史の観点から
- 王朝絵巻と服飾・容飾─紫式部日記絵巻、枕草子絵巻より─(川名淳子)
- 国宝「源氏物語絵巻」の服飾─復元摸写を手掛かりとして─(澤田和人)
- 源氏絵の服飾表現(木谷眞理子)
- 境界の装置としての蝶鳥文様─『源氏物語』胡蝶巻に強化されたその意味─(山内麻衣子)
王朝文学作品と服飾・容飾)
- 『うつほ物語』の〈かたち〉と〈こころ〉─容貌・服飾表現を手がかりとして─(西本香子)
- 『蜻蛉日記』の服飾・容飾─道綱の衣と賀茂臨時祭と─(川村裕子)
- 『落窪物語』の主題と表現─服飾容姿からの視界─(中川正美)
- 『源氏物語』第一部の服飾表現─赤色袍・直衣・衣配り、または着る光源氏・着せられる玉鬘─(吉野 誠)
- 『源氏物語』第二部の服飾─衣裳の色および「あざやか」の意味するもの─(池田節子)
- 『源氏物語』第三部における「衣」─変奏する〈かぐや姫〉たちと〈女の生身〉─((橋本ゆかり)
- 『紫式部日記』の女房と装束(福家俊幸)
- 装束表現から見た『枕草子』と『栄花物語』(中島和歌子)
- 『狭衣物語』の服飾─「裸体と衣装」そして「われもかう」─(鈴木泰恵)
用語索引