江戸の漢文脈文化
価格:¥ 12,000+税
[収録論文執筆]
中野三敏
合山林太郎
堀川貴司
大庭卓也
大谷雅夫
寺門日出男
小財陽平
山口恭子
徳田武
杉下元明
楠元六男
母利司朗
池澤一郎
深沢眞二
湯浅邦弘
福島理子
西村玲
西田耕三
長尾直茂
髙橋昌彦
[版型]
A5上製
[ページ数]
486ページ
[ISBN]
4902084184
瀟湘八景 遠浦帰帆図
【在庫僅少】
【目次】
思想へのアプローチ
- 近世日本の『論語』─その「誤読」の読み方─ 大谷 雅夫 11
- 近世漢文考證随筆管窺─夜半鐘声を題材として─ 長尾 直茂 39
- 近世中期思想界における諸子百家的現象の流行 中野 三敏 68
- 東アジア仏教のキリスト教批判─明末仏教から江戸仏教へ─ 西村 玲 84
- 漢文による歴史人物批評─幕末期昌平黌関係者の作品を中心に─ 合山 林太郎 103
懐徳堂考
- 幕末の漢文力─ロシア軍艦ディアナ号と懐徳堂─ 湯浅 邦弘 121
- 松平定信と懐徳堂 寺門 日出男 141
漢詩への提言
- 文天祥「正気歌」と十九世紀文学 杉下 元明 161
- 『北里歌』における市河寛斎韜晦の方法─いわゆる「長慶以後の手段」について─ 池澤 一郎 178
- 頼春水の茶山詩評─『黄葉夕陽村舎詩 後編』の成立事情─ 小財 陽平 207
- 朱子学者の夢─十八世紀朝鮮の儒者と日本の儒者の詩をめぐって─ 福島 理子 239
諸資料の検討
- 和漢聯句の版本二件 深沢 眞二 263
- 松花堂昭乗と『和漢朗詠集』─慶長十七年写本、および近世前期刊本を中心に─ 山口 恭子 285
- 『十番詩合』について─狂詩史への定位─付・本文と校異 堀川 貴司 311
- 『日本詩選』の編纂と刊行 髙橋 昌彦 334
近世小説の背後にあるもの
- 浅見絅斎と中国白話小説 徳田 武 353
- 身と心─『八犬伝』にいたるまで─ 西田 耕三 366
俳諧への視座
- 『奥の細道』における〈千歳の記念〉 母利 司朗 393
- 松島は笑ふが如く、象潟はうらむがごとし 楠元 六男 413
- 人見午寂と享保俳壇 大庭 卓也 441
用語索引