ヨーロッパ中世美術論集
教皇庁と美術
〈ヨーロッパ中世美術論集〉第1巻
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The Papacy and Art[Collected Papers on Medieval Art in Europe 1]
edited by Masue KATO
General Supervisor: Koichi KOSHI
サンタ・プデンツィアーナ聖堂のモザイク
【目次】
口絵
序 教皇庁をめぐる美術史的問いかけ(加藤 磨珠枝) 5
第一章 教皇たちの時代のはじまり
- ローマ司教からローマ教皇へ、その変遷(藤崎衛) 25
- 教皇ダマススの〈殉教者崇敬政策〉とカタコンベ美術 (山田順) 52
- 旧サン・ピエトロ聖堂のアプシス装飾─「トラディティオ・レギス」図を巡って─(山田香里) 81
- 5世紀の教会堂建設─皇帝の都から教皇の都へ─(加藤 磨珠枝) 105
- 4~5世紀のキリスト教会に見られる洗礼の様子─古代キリスト教美術を理解するための一つの手掛かりとして─(具正謨) 127
第二章 中世の刷新
- カロリング朝とオットー朝時代のローマ美術─ 教皇ハドリアヌス一世からシルウェステル二世(772-1003)まで─(ガエタノ・クルツィ/長友瑞絵 訳) 157
- 教会改革期の絵画─ローマを中心とするラツィオ地方─(伊藤怜) 179
- 聖シルウェステル伝図像の諸相(浅野ひとみ) 200
第三章 君主としての教皇
- 13世紀の美術─「勝利の教会Ecclesia Triumphans」の時代─ (アレッサンドロ・トメイ/深田麻里亜 訳) 227
- ジョットの《ナヴィチェッラ》─失われた一大傑作モザイクの運命・構図の復元・造形的特色・制作年代(越宏一) 250
- 中世後期における教皇庁の墓碑彫刻─アルノルフォ・ディ・カンビオの革新─(児嶋 由枝) 294
- アヴィニョン教皇庁の美術(谷古宇 尚) 315
- サンタ・マリア・マッジョーレ聖堂主祭壇画─伝統と同時代性─(深田 麻里亜) 334
- 祝福のロッジアの形態の変遷について(飛ヶ谷 潤一郎) 355
- Carolingi e Ottoni: arte a Roma da Adriano I a Silvestro II (772-1003)/Gaetano Curzi 389
- Il Duecento, il secolo della Ecclesia Triumphans/Alessandro Tomei 404
あとがき 405
執筆・翻訳者一覧 407
関連項目索引
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