古代文学と隣接諸学
律令国家の理想と現実
価格:¥ 14,000円+税
[シリーズ]
古代文学と隣接諸学
第5巻
[収録論文執筆]
兼岡理恵
古橋信孝
古瀬奈津子
吉永匡史
吉田歓
大高広和
山下信一郎
市大樹
戸川貴行
有富純也
服部一隆
本郷真紹
榎本淳一
永井瑞枝
渡部育子
牛来穎
矢越葉子
神戸航介
稲田奈津子
野田有紀子
[版型]
A5上製
[ページ数]
520ページ
[ISBN]
978-4-902084-75-7
〈古代文学と隣接諸学〉(監修=鈴木靖民)第5巻/第6回配本
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【目次】
序 古代文学を生み出した揺籃期の日本社会について(古瀬奈津子) 7
唐の律令制と日本の律令制
- 律令制は誰のためのものか─東アジア世界における律令秩序とは─(古瀬奈津子) 17
- 中国の法・制度の受容─律令法典の編纂と継受─(榎本淳一) 43
- 「律令国家」の対外関係─その理想と現実─(大高広和) 70
- 礼と律令─儒教思想と律令国家の統治─(有富純也)92
律令官僚制
- 官人と禄─律令国家成立期の食封と季禄─(山下信一郎) 115
- 日本古代における官人の学問的世界と政治的秩序(野田有紀子) 139
- 文書行政と官僚制─正倉院文書の検討を中心に─(矢越 葉子) 163
- 国司と郡司─都と地方をつなぐ仕組み─(渡部育子) 186
税金と役制
- 戸籍と土地制度─班田収授法の実態─(服部一隆) 215
- 唐賦役令の受容(神戸航介) 244
- 「営繕令」の解読と官司の職務について(牛来穎/戸川貴行訳) 269
- 日本の都城制─上閤門と閤門を通して─(吉田歓) 289
- 軍防令と軍事制度─差兵条をめぐって─(吉永匡史) 318
律令諸制度と古代の文化
- 厩牧令からみた日本律令国家の馬牛政策(市大樹) 342
- 「獄令」編纂と断罪制度(永井瑞枝) 380
- 古代の僧尼と寺院─僧尼令と『日本霊異記』─(本郷真紹) 414
- 死亡報告と弔使派遣の展開(稲田奈津子) 439
- 風土記からみる律令・国司─編纂と享受の視点から─(兼岡理恵) 470
- 仏教の受容─日本霊異記における倫理と刑法─(古橋信孝) 495
あとがき(古瀬奈津子) 517
執筆者一覧 518