新時代への源氏学
制作空間の〈紫式部〉
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紫式部ゆかりの石山寺
【目次】
- 紫式部考 ─『源氏物語』の作者をこえて─(植田恭代) 5
- 藤原彰子とその時代 ─后と女房─(桜井宏徳) 31
- 紫式部の生涯と家系・交流圏 ─環境は「作者」を生み出すか─(藤本勝義) 63
- 『紫式部日記』の言説 (福家俊幸) 85
- 紫式部集の〈物語〉 ─詞書における過去の助動詞の示すもの─(山本淳子) 107
- 摂関期文学のなかの源氏物語 ─中宮彰子と大斎院選子周辺の和歌における受容─(中西智子) 131
- 思想はどれほど物語を作るのか ─源氏物語の思想的環境─(藤村安芸子) 154
- 都市空間はどれほど物語を作るのか ─「少女」巻の六条院造営に慶滋保胤筆『池亭記』の影を見てとる─(深沢徹) 180
- 源氏物語正篇の成立 ─紫の上系と玉鬘系─(松岡智之) 207
- 〈成立〉からみた続篇の世界 ─描かれざる過去の実現としての紅梅・竹河巻─(栗本賀世子) 236
- 『源氏物語』の成立と作者 ─物語のできてくるかたち─(土方洋一) 259
- 古典学としての成立論 ─伊勢・うつほ・枕などとの対比─(今井上) 290
編集後記(松岡智之) 321
索 引 327