伊勢物語 成立と享受
伊勢物語 享受の展開
価格:¥ 13,000+税
[シリーズ]
伊勢物語 成立と享受
第2巻
[収録論文執筆]
ジェイミー・ニューハード
ジョシュア・モストウ
ラウラ・モレッティ
久保田淳
仲町啓子
加藤洋介
大橋直義
大谷節子
小山順子
小峯和明
山本登朗
広嶋進
日下幸男
木下美佳
楠元六男
河上繁樹
河合眞澄
河田昌之
海野圭介
田中登
菊地仁
藤島綾
藪葉子
関口一美
[版型]
A5上製
[ページ数]
544ページ
[ISBN]
4902084153
〈伊勢物語 成立と享受〉 第2巻
伊勢物語春日の里
【目次】
『伊勢物語』の変遷─伝本と注釈
- 室町期『伊勢物語』書写の一様相─伝肖柏筆本・伝心敬筆本・坊所鍋島家本の三伝本をめぐって─(加藤洋介)
- 『伊勢物語』と古筆切(田中 登)
- 中世の『伊勢物語』注釈とその周辺─物語草子から近世絵画への波及─(菊地 仁)
- 『伊勢物語愚見抄』の『伊勢物語』理解(木下美佳)
- 海人の刈る藻に住む虫の寓意─『当流切紙 二十四通』所収「一虫」「虫之口伝」をめぐって─(海野圭介)
- 講釈から出版へ─『伊勢物語闕疑抄』の成立─(山本登朗)
- 地下歌学と『伊勢物語』─中野等和伝・坂静山受口決大事─(日下幸男)
- 色男の更生─五井蘭洲による『伊勢物語』注釈活動─(ジェイミー・ニューハード)
『伊勢物語』世界の拡大─和歌・説話・物語
- 和歌史の中の『伊勢物語』(久保田淳)
- 平安時代の和歌と『伊勢物語』─『古今和歌六帖』に見える『伊勢物語』所載歌を通して─(藪 葉子)
- 『伊勢物語』と藤原俊成の歌論・実作─建久期後半、特に『御室五十首』をめぐって─(小山順子)
- 『伊勢物語』の注釈と言説世界(小峯和明)
- 軍記物語と『伊勢物語』─特に『平家物語』における『伊勢物語』享受の諸相─(大橋直義)
- 芭蕉と「東下り」─『伊勢物語』の残照─(楠元六男)
- 西鶴と『伊勢物語』(広嶋 進)
- 近世文学と『伊勢物語』─『伊勢物語』のもじりと通俗的文学への浸透─(ラウラ・モレッティ)
『伊勢物語』の変容と視覚化─絵画・芸能・演劇・工芸
- 引喩と権威─『隆房卿艶詞』とその絵巻について─(ジョシュア・モストウ/亀田和子訳)
- 能「杜若」の構造─禅竹の方法─(大谷節子)
- 室町から江戸初期の伊勢物語絵制作(仲町啓子)
- 住吉如慶筆「伊勢物語絵巻」(東京国立博物館蔵)─近世伊勢物語絵に見る住吉如慶の創意─(河田昌之)
- 嵯峨本伊勢物語から絵入り整版本へ─挿絵の板木の継承─(関口一美)
- 伊勢物語歌がるた小考(藤島 綾)
- 近世演劇と『伊勢物語』(河合眞澄)
- 小袖に見られる『伊勢物語』の模様について(河上繁樹)
索引