中世文学と寺院資料・聖教
中世神話と神祇・神道世界
価格:¥ 15,000+税
[シリーズ]
中世文学と寺院資料・聖教
第3巻
[収録論文執筆]
アンナ・アンドレーワ
伊藤聡
佐藤弘夫
佐藤眞人
原克昭
大久保良峻
大東敬明
小川豊生
山田雄司
岡田莊司
平沢卓也
平泉隆房
斎藤英喜
新井大祐
有賀夏紀
松本郁代
林 東洋
森 瑞枝
水上文義
海野圭介
舩田淳一
苫米地誠一
落合博志
鈴木英之
門屋温
阿部美香
高橋悠介
[版型]
A5上製
[ページ数]
640ページ
[ISBN]
4902084931
「中世文学と隣接諸学」シリーズはこちら
垂迹画(清滝権現像)
【目次】
中世の神
- 中世における神観念の変容(佐藤弘夫)
- 本地垂迹説の存立の根拠をめぐって─神仏習合を捉え直す─(佐藤眞人)
- 中世における神社秩序の形成(岡田莊司)
- 本覚思想と神(大久保良峻)
- 中世密教における神の位相─密教王としての天皇即位と「大日本国」─(松本郁代)
- 覚鑁と神祇(苫米地誠一)
- 神を見ることと描くこと─石清水八幡宮の事例を中心に─(山本陽子)
中世神道の形成と展開
- 伊勢神宮の中世的意義(山田雄司)
- 伊勢神道とは何か(平泉隆房)
- 神道諸流の形成(伊藤 聡)
- 三輪流の成立(アンナ・アンドレーワ)
- 山王神道の形成─その問題点と留意点─(水上文義)
- 慈遍における神道理論(林 東洋)
- 〈和光同塵灌頂〉考(平沢卓也)
- 吉田神道の根本枝葉花実説再考(森 瑞枝)
古典の中世的変容
- 日本紀講から中世日本紀へ─アマテラス、スサノヲを中心に─(斎藤英喜)
- 解体する神話・再生する神々─中世における『旧事本紀』の位置─(門屋 温)
- 鎌倉・南北朝時代における中臣祓注釈─『中臣祓注抄』と称名寺聖教『大中臣祭文』との比較から─(大東敬明)
- 〈赤白二渧〉と〈和合〉の古典学─『伊勢物語髄脳』を起点とする中世日本のプネウマトロジー─(小川豊生)
- 中世学僧と古今註─了誉聖冏『古今序註』について─(鈴木英之)
- 吉田神道と古今伝受─『八雲神詠伝』の相伝を中心に─(海野圭介)
- 中世後期における吉田家の神社研究と『延喜式』「神名帳」─梵舜自筆『諸神記』を通路として─(新井大祐)
中世神話の諸相
- 南都の中世神話・中世神道説をめぐって─春日社・興福寺・貞慶を中心に─(舩田淳一)
- 能と国土生成神話(高橋悠介)
- 走湯山をめぐる神話世界とその生成(阿部美香)
- 『神道集』の世界─白山権現の王子たちをめぐって─(有賀夏紀)
- 『神道雑々集』の基礎的問題(落合博志)
- 『元長参詣記』略解─現場で披かれる〈中世日本紀〉─(原 克昭)
用語索引