中世文学と寺院資料・聖教
中世文学と寺院資料・聖教
価格:¥ 15,000+税
[シリーズ]
中世文学と寺院資料・聖教
第2巻
[収録論文執筆]
三好俊徳
上川通夫
中川真弓
佐藤愛弓
原克昭
小助川元太
山本一
山本真吾
川崎剛志
恋田知子
末木文美士
村松加奈子
松尾恒一
横内裕人
橋本正俊
津田徹英
渡辺匡一
渡辺麻里子
牧野淳司
福島金治
米田真理子
舩田淳一
苫米地誠一
荒木浩
落合俊典
近本謙介
阿部泰郎
髙橋秀城
鷹巣純
[版型]
A5上製
[ページ数]
648ページ
[ISBN]
4902084924
【品切】
「中世文学と隣接諸学」シリーズはこちら
寺院内の冥界(六道絵)
【目次】
- 宗教テクストの森へ─ 寺院資料世界への参入(阿部泰郎)
- 文学研究としての中世宗教テクスト諸位相の探究(阿部泰郎)
仏教史の基盤と通時的座標
- 空海撰述の「祖典」化をめぐって─ 空海第三地菩薩説と『御遺告』の成立─(苫米地誠一)
- 造塔法と平安京(上川通夫)
- 思想の運動としての宗教テクスト─ 栄西の新出著作断簡の復原と分析から─(末木文美士)
- 一遍の新出法語と和讃をめぐって─ 密教寺院の浄土教聖教─(落合俊典)
- 宗教的体験としてのテクスト─ 夢記・冥途蘇生記・託宣記の存立と周辺─(荒木 浩)
- 聖教としての史書─ 中世寺院における歴史叙述─(三好俊徳)
- 神典註釈による神祇観の再構築─もうひとつの仏神論・断章─(原 克昭)
仏教カテゴリーの諸表現媒体と共時的座標
- 祖師の伝記─ 菅原為長と性空上人伝─(中川真弓)
- 安居院流唱導書の形成とその意義(牧野淳司)
- 「表白」という言語行為と文学表現(山本真吾)
- 講式と儀礼の世界─ 八幡講式を中心に─(舩田淳一)
- 大神神社の巫女と神楽─ 神仏習合の祭儀と芸能─ (松尾恒一)
- 口決のかたち(橋本正俊)
- 善光寺阿弥陀三尊像と清凉寺釈迦如来像の模刻造像の時機─ その世界観「三国伝来」へのまなざし─(津田徹英)
- 六道絵における場と伝統(鷹巣 純)
- 教化の体系としての宗教絵画─浄土真宗における絵画の機能“統制”と“逸脱”─(村松加奈子)
宗教テクストの場の空間的座標
- 権門寺院における宗教テクストの生成と集積─諸宗交流と東アジアの視点から─(横内裕人)
- 院政期における大和国の霊山興隆事業と縁起(川崎剛志)
- 称名寺と金沢文庫─ 東国鎌倉の「知」の中枢─(福島金治)
- 天台談義所をめぐる学問の交流(渡辺麻里子)
- 「関東元祖」俊海法印─ 松橋流の東国展開と地蔵院流─(渡辺匡一)
- 尼門跡および尼寺─ 女性のまなざしの許にある宗教テクスト─(恋田知子)
宗教者の主体的座標
- 南都における信仰空間の草創と継承─鳥羽院造立春日御塔をめぐって─(近本謙介)
- 慈円の言説活動(山本 一)
- 栄西の密教思想形成と入宋─ 九州時代の活動を中心に─(米田真理子)
- 真言僧における政治と文学─ 慈尊院栄海を中心として─(佐藤愛弓)
- 真言僧の修学と文学─ 口決の生成と継承をめぐって─(髙橋秀城)
- 僧の自伝の系譜─ 中世における〈僧の自伝〉を中心に─ (小助川元太)
用語索引