中世文学と寺院資料・聖教
中世の芸能と文芸
価格:¥ 14,800+税
[シリーズ]
中世文学と寺院資料・聖教
第7巻
[収録論文執筆]
佐谷眞木人
八反裕太郎
坂井孝一
天野文雄
安田次郎
小林健二
山中玲子
岡田三津子
岩城賢太郎
岩崎雅彦
服部幸造
松尾恒一
植木朝子
樹下文隆
沖本幸子
泉万里
田口和夫
石井倫子
稲田秀雄
西村聡
豊永聡美
阿部泰郎
須田悦生
高橋悠介
鶴崎裕雄
[版型]
A5上製
[ページ数]
592ページ
[ISBN]
978-4-902084-97-9
「中世文学と隣接諸学」シリーズはこちら
御斎会(年中行事絵巻)
【目次】
芸能形成の時空間
- 寺院の儀礼と芸能、古代から中世へ松尾恒一 10
- 維摩会の延年 安田次郎 36
- 唱導と中世芸能─説経師をめぐる芸能と伝承およびテクスト─ 阿部泰郎 59
- 祭礼絵巻にみる中世的風流について─「北野天満宮祭礼絵巻」と「熱田宮年中行事絵巻」模本を例に─ 八反裕太郎 86
- 寄合文芸の世界─慶長年間の場合─ 鶴崎裕雄 114
中世劇の達成と継承
- 鎌倉時代の猿楽はいつごろ能になったのか─『東大寺続要録』建暦二年華巌会記録の注記をめぐって─ 天野文雄 136
- 唱導劇から人間劇へ 岩崎雅彦 154
- 「天女舞」応用の一形態─神と遊女が舞った菩薩の舞─ 山中玲子 172
- 元雅的世界の形成─〈隅田川〉における悲劇と奇跡─ 西村 聡 195
- 世阿弥から禅竹へ─六輪一露説と禅の問題を中心に─ 高橋悠介 214
中世劇、展開の諸相
- 新世代の革新性─観世信光─ 樹下文隆 238
- 〈生田敦盛〉試論─小敦盛譚の風流化をめぐって─ 石井倫子 256
- 狂言の形成と展開 田口和夫 277
- 鷺流における「古態」の残存─江戸初期古演出との関連を中心に─ 稲田秀雄 296
- 曾我兄弟の敵討ちにみる史実から芸能への展開 坂井孝一 318
- 能の絵画的展開─二つの新出資料をめぐって─ 小林健二 338
室町社会・文化と芸能
- 乱拍子変奏─「千歳」の成立をめぐって─ 沖本幸子 366
- 中世王権と舞楽─御賀の舞楽を中心に─ 豊永聡美 387
- 歌謡の身体的展開 植木朝子 420
- 面白の海道くだりや─宴曲〈海道〉の継承と変容─ 岡田三津子 439
語り物文芸の形成と展開
- 幸若大夫の来歴 服部幸造 462
- 幸若舞曲の時代性と普遍性─「敦盛」に即して─ 須田悦生 485
- 『平家物語』から幸若舞曲へ─『木曾願書』『硫黄が島』をめぐって─ 佐谷眞木人 504
- 幸若舞曲『鎌田』から近世演劇へ─荒事の渋谷金王丸が形成されるまで─ 岩城賢太郎 523
- 大織冠図風の変容 泉 万里 548