中世文学と寺院資料・聖教
中世の物語と絵画
価格:¥ 13,000+税
[シリーズ]
中世文学と寺院資料・聖教
第9巻
[収録論文執筆]
佐々木孝浩
佐藤道生
出口久徳
千本英史
大口裕子
大月千冬
岡本麻美
川崎剛志
日沖敦子
星瑞穂
本井牧子
松原志伸
林晃平
柴田芳成
楊暁捷
水谷亜希
石川透
迫村知子
齋藤真麻理
[版型]
A5上製
[ページ数]
504ページ
[ISBN]
978-4-902084-99-3
「中世文学と隣接諸学」シリーズはこちら
歌会の場(暮帰絵詞)
【目次】
中世文学と奈良絵本・絵巻
- 絵本・絵巻研究の可能性(石川 透)
- 龍宮のイメージの変容─浮木庵絵巻「浦島」の画像をめぐり─(林 晃平)
- 啼嘯─『鼠草紙出世物語』と『異代同戯図巻』─(齋藤 真麻理)
- 富山県聞名寺蔵『熊野の本地』絵巻について(日沖 敦子)
- 『青葉の笛の物語』考─箕面の異界─(柴田 芳成)
歴史・和歌資料と絵画
- 内宴を見る(佐藤 道生)
- 家集としての『慕帰絵詞』─巻五第三段の歌会場面存在の意味について─(佐々木 孝浩)
- ふたつの歌仙図風をめぐる一試論(迫村 知子)
- 明応四年回禄後の備前国西大寺の再興と縁起─永正本『西大寺縁起絵巻』を中心に─(川崎 剛志)
- 『釈迦の本地』とその淵源─『法華経』の仙人給仕をめぐる─(本井 牧子)
- 『国宝源氏物語絵巻』の諸問題─成立論と詞書本文─(松原 志伸)
美術資料と絵画
- 擬人化表現がはたす役割─御伽草子《弥兵衛鼠》と《玉ものまへ》を中心に─(水谷 亜希)
- 風に広がる物語─フリア美術館所蔵「酒呑童子図風」をめぐって─(岡本 麻美)
- 「天稚彦草子」短文系諸本(絵画作品)に関する一考察(大月 千冬)
- 名古屋市博物館蔵「伊勢物語手鑑」について─十七世紀後半の享受の一例─(大口 裕子)
絵画資料の周辺と今後
- デジタル時代における奈良絵本の伝播と研究(楊 暁捷)
- 新出の蟹満寺縁起絵巻をめぐって(千本 英史)
- 屋島合戦図風を読む─「御堂」イメージを中心に─(出口 久徳)
- 『通航一覧』に見る「贈朝風」の画題と外交─「碁盤忠信」を中心に─(星 瑞穂)
用語索引
関連書籍 『王朝文学と物語絵』