西洋近代の都市と芸術
ベルリン─砂上のメトロポール
価格:¥ 本体15,000+税
[シリーズ]
西洋近代の都市と芸術
第5巻
[収録論文執筆]
ベアテ・ミルシュ
三輪玲子
中島裕昭
初見基
北村昌史
圀府寺司
大原まゆみ
尾関幸
岡本和子
星野宏美
杉本俊多
池田祐子
海老澤模奈人
渋谷哲也
田中正之
都築千重子
長野順子
香川檀
[版型]
B5上製
[ページ数]
480ページ
[ISBN]
978-4-902084-67-2
〈西洋近代の都市と芸術〉(監修=佐藤直樹/喜多崎親/天野知香)第5巻
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シンケル(川辺の中世都市)
【目次】
序 ユートピアへの道(尾関幸) 7
ベルリン─砂地の宮城都市(レジデンツシュタット)からドイツのメトロポールへ
- 記念碑建築から都市景観のデザインへ(杉本俊多) 25
- 十九世紀のベルリンとドイツ諸都市間の美術交流(大原 まゆみ) 50
- 異質なものが作り出す磁場─ナポレオン軍による占領前後のベルリン文学風景─(岡本和子) 67
- ベルリンの〈近代(モデルネ)〉(初見基) 92
芸術の場─博物館、劇場、サロン
- シンケル「ムゼウム」から博物館島へ(海老澤模奈人) 121
- 「演劇都市ベルリン」は、どのようにして始まり、いつ終わったか─いくつかの劇場を追って─(中島裕昭) 146
- メンデルスゾーン家の日曜音楽会─ベルリンのサロンの系譜において─(星野宏美) 170
- グロピウス:芸術と産業をめぐる華麗なる一族─ディオラマ、工芸博物館、そしてバウハウス─(池田祐子) 187
- 教養(ピルドゥング)の見果てぬ夢─ユダヤ人と芸術の揺籃としてのベルリン─(圀府寺司) 212
古典と理想、幻想と現実
- 優雅と美─プロイセン彫刻におけるシャドウの公女群像とラウホのルイーゼ像─(ベアテ・ミルシュBeate Mirsch)(山田よしこ/尾関幸 共訳) 241
- 魔法オペラ《ウンディーネ》─ベルリン国民劇場のE.T.A.ホフマンとシンケル─(長野順子) 268
- ベルリン・ドイツ劇場の三十年史─ラロンジュ、ブラーム、ラインハルトによるシラー『たくらみと恋』─(三輪玲子) 295
- ゲルトナーとブレッヒェン─ユートピアの視覚─(尾関幸) 315
- 世紀転換期のベルリン美術の国際化とメンツェル、リーバーマンのリアリズム─生き生きとしたリアリティとモダニズムのはざまで─(都築 千重子) 335
メトロポリスの出現
- 混乱する眼差し─エルンスト・ルートヴィヒ・キルヒナー「ベルリン街路風景」連作をめぐって─(田中正之) 359
- ダダのフォトモンタージュ再考─ラウール・ハウスマンとハンナ・ヘーヒ─(香川檀) 384
- ブルーノ・タウトの集合住宅(北村昌史) 407
- ベルリン・激動の歴史を見つめる映画の天使(渋谷哲也) 429
あとがき(尾関幸) 447
執筆者一覧 449
図版目録 462
索引 478