西洋近代の都市と芸術
パリII─近代の相克
価格:¥ 15,000+税
[シリーズ]
西洋近代の都市と芸術
第3巻
[収録論文執筆]
吉田紀子
味岡京子
喜多崎親
天野知香
太田泰人
山名善之
岡田秀則
平芳幸浩
星埜守之
朝倉三枝
村上博哉
村田宏
柳沢史明
椎名亮輔
永井敦子
河本真理
田中正之
藤原貞朗
飛嶋隆信
[版型]
B5上製
[ページ数]
472ページ
[ISBN]
978-4-902084-65-8
〈西洋近代の都市と芸術〉(監修=佐藤直樹/喜多崎親/天野知香)第3巻
「西洋近代の都市と芸術」シリーズはこちら
ミュシャ(黄道十二宮)
西洋近代の都市と芸術シリーズ7冊
【目次】
序 「外部」としてのパリ(天野知香) 7
20世紀の揺籃
- 広告/装飾─時代の中のミュシャ様式─(喜多崎親) 35
- 世紀転換期のジュール・シェレ─ポスターから公共装飾画へ─(吉田紀子) 64
- ラヴェルの時代─20世紀初めのパリ音楽界におけるメセナと外国人─(椎名亮輔) 86
前衛の胎動/美術の変容
- キュビスムの画商たち─カーンワイラーとレオンス・ロザンベールをめぐって─(太田泰人) 107
- 空から見たパリ─20世紀の世界風景と大戦─(河本真理) 128
- 親密な「他者」─1917年におけるアンリ・マティスの「転換」の意味─(天野知香) 152
- マルセル・デュシャンのパリ時代(平芳幸浩) 185
- 1920年代のパリの美術と演劇─あるアメリカ人画家を中心に─(村田宏) 206
- パリのロシア人─アルバトロス社の興亡とフランスの映画美術─(岡田秀則) 228
アール・デコ、植民地主義、そして「他者」
- ル・コルビュジエ誕生─1922年パリ・サロン・ドートンヌで昇華した工業化の美学─(山名善之) 245
- ジャン・デュナンと漆のモード(朝倉三枝) 266
- 1931年のパリ植民地博覧会の芸術と古典主義─植民地主義と古典主義の奇妙な同居─(藤原貞朗) 285
- 女性彫刻家アンナ・カンコーによる植民地表象─女性・帝国・美術─(味岡京子) 304
- クロード・カーアンとイギリス(永井敦子) 327
- 意味の喪失と記号の残存─シュルレアリスム断想─(星埜守之) 346
1930年代における国家、美術、批評
- 両大戦間期ジュ・ド・ポーム美術館の袋小路─館長アンドレ・デザロワの苦悩と戦い─(柳沢史明) 357
- 30年代美術の「危機」と「伝統」(飛嶋隆信) 380
- 「抽象=創造」の活動とその余波(村上博哉) 395
- 1937年パリ万博・スペイン館における《ゲルニカ》(田中正之) 415
あとがき(天野知香) 442