西洋近代の都市と芸術
パリⅠ ─19世紀の首都
価格:¥ 15,000+税
[シリーズ]
西洋近代の都市と芸術
第2巻
[収録論文執筆]
三浦篤
井上さつき
吉田典子
喜多崎親
坂上桂子
天野知香
寺本敬子
寺田寅彦
小倉孝誠
小泉順也
岩﨑余帆子
有木宏二
村田京子
石谷治寛
稲賀繁美
羽生修二
設楽〈小山〉聡子
賀川恭子
鏡壮太郎
陳岡めぐみ
鳥海基樹
[版型]
B5上製
[ページ数]
512ページ
[ISBN]
978-4-902084-64-1
〈西洋近代の都市と芸術〉(監修=佐藤直樹/喜多崎親/天野知香)2巻
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オペラ座(シャルル・ガルニエ)
【目次】
序 パリ─「19世紀の首都」の美術(喜多崎 親)
芸術のトポス
- オスマンの都市改造と景観(鳥海 基樹)
- 19世紀文学におけるパリの表象(小倉 孝誠)
- 第二帝政期から第三共和制初期のオペラ(井上 さつき)
- 第二帝政期を中心とするロマンティック・バレエ─その実態と、同時代のバレエ批評─(設楽〈小山〉聡子)
- 1867年パリ万国博覧会とジャポニスム(寺本 敬子)
- ロマン主義的クルティザンヌからゾラのナナへ─19世紀フランス文学における娼婦像の変遷─(村田 京子)
- マネとパリ─越境する散策者─(三浦 篤)
アカデミズムとアヴァン=ギャルドの間に
- 装飾の「プリミティヴィズム」─19世紀後半における産業/装飾芸術運動と「他者」概念の配置─(天野 知香)
- ガルニエと折衷主義(鏡 壮太郎)
- ヴィオレ=ル=デュクと建築再生(羽生 修二)
- 彫刻と蠟人形の間で─ドガの《14歳の小さな踊子》の彫刻史的位置─(喜多崎 親)
社会と美術
- クールベと政治 1862~1918年─批評家テオドール・デュレの見たクールベの半世紀─(稲賀 繁美)
- 帽子の女性─マネ、ドガ、ルノワール─19世紀後半のモードと絵画─(岩﨑 余帆子)
- 印象派の都市と自然(石谷 治寛)
- 郊外の風景─印象派から新印象派へ─(坂上 桂子)
- ゴーガンの中の「ユダヤ」─晩年のゴーガンにおけるヤコブ・メイエル・デ・ハーンの思想的影響力について─(有木 宏二)
メディア・受容・戦略
- 商業と美術─ショーウインドー絵画とゾラ、カイユボット─(吉田 典子)
- ルノワールと社交界─1870年代のサロン復帰を中心に─(賀川 恭子)
- 小説の挿絵─変換と変異としてのイラストレーション─(寺田 寅彦)
- デュラン=リュエルのコレクション(陳岡 めぐみ)
- ゴンクール兄弟と美術─感覚と論理のあわいに生まれた美意識─(小泉 順也)
あとがき(喜多崎 親)
執筆者一覧
図版目録
索引