古代文学と隣接諸学
「記紀」の可能性
価格:¥ 14,000+税
[シリーズ]
古代文学と隣接諸学
第10巻
[収録論文執筆]
八重樫直比古
北條勝貴
原口耕一郎
奥田俊博
山本崇
工藤浩
朴美賢
李銘敬
松本直樹
池田昌広
河野貴美子
渡邉卓
瀬間正之
笹川尚紀
葛西太一
藤原享和
谷口雅博
馬駿
高松寿夫
魯成煥
[版型]
A5上製
[ページ数]
544ページ
[ISBN]
978-4-902084-49-8
〈古代文学と隣接諸学〉(監修=鈴木靖民)第10巻/第5回配本
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日本書紀
【目次】
序 一千三百年後に問う可能性─『古事記』『日本書紀』『続日本紀』『日本霊異記』研究─(瀬間正之)) 7
文化論
- 〈水辺の憂女〉の古層と構築─『古事記』『日本霊異記』の向こう側を探る─(北條勝貴) 17
文体と典拠
- 古事記の文体(奥田俊博) 65
- 日本書紀の文体(葛西太一) 89
- 『日本霊異記』の文体をめぐって(李銘敬) 119
- 『日本書紀』の出典─類書問題再考─(池田昌広) 143
- 『続日本紀』に関わる二つの上表文から編纂者の文筆をうかがう(高松寿夫) 163
- 日本霊異記の典拠(河野貴美子) 190
史料論・享受論
- 史料としての記紀(笹川尚紀) 223
- 歴史史料としての日本霊異記(山本崇) 242
- 古事記の享受と展開(工藤浩) 274
- 『釈日本紀』にみる『古事記』の価値(渡邉卓) 298
- 肥後国の尼僧の行方─『日本霊異記』から『三宝絵』へ─(八重樫 直比古) 322
記載文学としての歌謡と神話
- 古事記歌謡論(藤原享和) 349
- 歌謡の文字記載(瀬間正之) 379
- 「神代」に起源する記・紀「天皇史」の構想─天皇と三輪神との関係から─(松本直樹) 400
- 『古事記』天孫降臨神話の文脈(谷口雅博) 427
- 「日向神話」から神武東征へ(原口耕一郎) 450
近隣諸国の記紀研究
- 『古事記』に自分の姿を見つけた韓国人(魯成煥) 477
- 韓国の日本書紀研究の現状と展望─日本語学を中心に─(朴美賢) 496
- 中国の記紀研究の現状と展望(馬駿) 520
あとがき 541
執筆者一覧 542