新時代への源氏学
〈物語史〉形成の力学
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清涼殿朝餉の間
【目次】
- 物語史の新しい構想(三角洋一) 5
- 語ることと書くこと ─モノガタリの相互作用─(津田博幸) 25
- 書記言語の展開と物語言説の変容 ─和歌と地の文の連続における〈仮名文を読む〉こと─(斎藤菜穂子) 60
- 話型の解釈共同体 ─『源氏物語』に「昔話」の痕跡を探す─(菊地仁) 89
- 歌物語としての源氏物語 ─紅葉賀巻の源典侍物語をめぐって─(吉田幹生) 113
- 前期物語から見る物語史(正道寺康子) 137
- 後期物語から見る物語史 ─『源氏物語』の複合的引用と多重化する物語取り─(横溝博) 165
- 漢文脈の中の源氏物語 ─「雨夜の品定め」の諧謔的な語りと『女誡』─(西野入篤男) 189
- 和歌史における『源氏物語』(渡部泰明) 220
- 『源氏物語』と新古今時代 ─和歌史の一齣─(田仲洋己) 250
- 評論としての『源氏物語』 ─逸脱する語り─(田渕句美子) 288
- 成長する物語 ─外伝・偽作の周辺─(小川豊生) 319
編集後記(土方洋一) 342
索引